見たもの

  • 『ザ・ブラインドキャット』(小林悟)

「世界一監督作の多い男」故・小林悟監督の作品をはじめて見ました。といってもこれはピンク映画ではなく92年に出たOVなんだけど。本当はこういう作品をもっともっと浴びるように見なければいけないんだよなあ。

15年ぶりくらいに見る。鎮西監督の映画はこれとあのすばらしい『パンツの穴 キラキラ星みつけた!』しか見たことがないのだった。もっと見たい。

おもしろい脚本。でも画面がスカスカ。監督がトニー・スコットだったらたぶん傑作。

俺はこの映画、好きだぞ〜。たしかにかなり荒っぽい作り(アヴァンタイトルのチェイスなんか何が起こってるのかさっぱりわからなかった)だし冗長に感じる箇所もあるんだけど、それでも押さえるべきところは押さえている感じ。おもしろかったです。ただラストはあの列車に飛び乗るところで終わってほしかった。そしてシナトラの歌あたりを流してほしかった。「セクシーセクシー」言いながらボインのねーちゃんがケツ振って登場する予定調和なハッピーエンドもバカっぽくて嫌いじゃないけど。というか好きだけど。


ところで、新文芸坐がやってくれます!
http://www.h2.dion.ne.jp/~mizurin/joho.htm

12/7(日)〜9(火)
ホウ・シャオシェンのレッド・バルーン」ジュリエット・ビノシュ
コッポラの胡蝶の夢ティム・ロス 監督:フランシス・F・コッポラ

いやー、『胡蝶の夢』を見逃したまま年は越せねー、と思っていたので、ありがたや〜。
http://www.shin-bungeiza.com/schedule.html