新人賞

吉高由里子ちゃんのヨコハマ映画祭新人賞は本当にめでたい。そしてこの受賞はとても立派だ。いわゆる話題作でもないのに受賞したということは、純粋にその芝居=役者としての実力が評価されたということだから。これはなかなかできることじゃない。もっとも由里子ちゃんほど「映画」を本質的に感じさせてくれる女優さんは稀なのだから、当然といえば当然なのだが(私の中では由里子ちゃんは宮崎あおいちゃん以上です)。これなら『キネマ旬報』の新人賞も期待できないことはないかな。受賞は難しくても確実に票は入るだろう。『紀子』は『キネ旬』でかなり評価が高かったし。
今年は昨年の沢尻エリカちゃんのようなわかりやすいインパクトを持った存在がいない点が少しラッキーで、去年の谷村美月ちゃんなんかはそれでちょっと割を食ってしまったようなところがあるんだけど、それでも美月ちゃんも高崎映画祭ではきちんと受賞することができたわけだから、やはり見ている人は見ているし伝わるべき人には伝わる仕組みになっているのだ。
来年は、市川春樹姉さん(ここには『妖怪奇談』は1月13日公開とあるけど6日とどっちが正しいの?)や山口真璃亜さまや東亜優さんがもらう番だから。みんながんばれー。応援しているぞ。