学校じゃ教えられない!と帽子

http://www.ntv.co.jp/gakkouja/
やっぱり朝倉あきちゃんが素晴らしすぎる! 生徒役の中で1人だけ芝居の強度がぜんぜん違います。違いすぎます。この柳のようなしなやかさと強靭さ。あきちゃんは数少ない「本物」です。
里依紗師匠は本人のパンキッシュなキャラクターはおもしろいと思うけど、その演技をよいと感じたことは1度もない。今回のドラマでも同じ。昨日の中盤付近のアドリブ(悪ノリ)なんて正直見ているのがつらかった。ああいう演技を許してはいかんでしょう。
昨日は三浦葵お姉さまもがんばってキツイ長台詞をしゃべっていましたね。笑 女王様っぷりもだんだん板についてきたのでは。夏芽女王様はたぶん朝倉あきちゃん演じる瞳に「私と付き合いなさい!」と言い寄っている設定だと思うのだが、、、2人の百合な展開に期待。
ドラマ自体はもっともっと頭の悪い単純明快なバカドラマを期待していたんだけど、そうじゃなかった。本気でバカドラマを作るならもっと目線を下げなければいけない。「ウンコ!」とか「ションベン!」とかそういったレベルまでいったん下りないとね。
でも作り手の意識としては実はオーソドックスな学園ドラマを志向しているのだろう。深夜ドラマというより夏休みの中高生向け昼ドラに近い印象。『正しい王子のつくり方』なんかもそうだったけど、こういう大らかでニュートラルでフツーなテイストはどうしても嫌いになれない。生徒の間で何か問題が起きたときに教師が偉そうにしゃしゃり出てきてもっともらしい説教をたれて解決するのではなく、あくまで生徒たち自身の力で前へと進んでいく形をとっているのがこのドラマの美点。それが意識的なものであることは、深田恭子りん演じる舞ちゃん先生が話した「ニモ」のエピソードを聞けば明らか。





朝倉あきちゃん出演ドラマ『帽子』人物相関図
http://www.nhk.or.jp/hiroshima/eighty/boushi/cast/index.html
メイキング番組放送予定
http://www.nhk.or.jp/hiroshima/furusato/index.html#0725

ふるさと発
「広島発ドラマ『帽子』 撮影1か月の舞台裏」


【本放送】平成20年7月25日(金)午後8:15〜8:40<中国地方向け>
【再放送】平成20年7月27日(日)午前3:20〜3:45<総合・全国放送>※26日(土)深夜
      平成20年7月27日(日)午前8:00〜8:25<総合・中国地方向け>

先日放送された『土曜スタジオパーク』の紹介の中で数カット映っていたけど、『帽子』のあきちゃんもすごい。本当にすごい。このドラマも必見。