装苑とSPA!

装苑』1月号の「『装苑』が注目する新しい才能、期待の新人」特集内ACTRESSの章で、谷村美月ちゃんも取り上げられていました。『装苑』なんかに名前が出てくると、嬉しくなっちゃうね。『ユビサキから世界を』と『リアル鬼ごっこ』のスチールが掲載。『リアル鬼ごっこ』の美月ちゃんは、はじめて見た。配給がファントム・フィルムとなっていたような気がするけど、あら、そうなの? ライターさんの紹介文では「地獄を生き抜く果敢な少女像を演じることを得意とする特異な女優」とか書かれていて、ちょっと笑ってしまった。いや、たしかにその通りなんだけどさ。
それで思い出したけど、発売中の『SPA!』に載っている超謙虚で超プロフェッショナルなインタビューで美月ちゃんが「出番が少なくても一瞬に対して存在感が出せないとガッカリ」というようなことを言っていたんだけど、『カナリア』のとき一部の映画ファンの間でそっくりと囁かれていた(そして塩田監督がとても尊敬しているという)梶芽衣子さんも先日読んだインタビューの中でまったく同じことを話していたんだよね。「出番が少ないからといって手を抜くとカメラは正直だからそれが画面に映ってしまう。だから私は小さい役ほど一生懸命やるんです」と。これって、言っていることは一緒だよね。美月ちゃんは本当に素直ないいコだから謙遜しまくっているけど、やっぱり立派だと思うよ。
ちなみに『装苑』には、行定監督と塚本監督という美月ちゃんと縁のある監督さんのインタビューも別件で掲載されていました。