見たもの

  • 『ノーパン痴漢電車 そっとして』(勝利一)
  • 『人妻35才 不倫の悦び』(下元哲)
  • 『和服巨乳妻 不倫・淫乱・悶絶』(新田栄)
  • 団鬼六 淫縄地獄 夕顔夫人』(北沢幸雄)
  • 団鬼六 肉体の賭け』(上野俊哉

『肉体の賭け』はよかった。話自体はどうってことない団鬼六なんだけど、的確なカット割りとカメラの移動、無駄を省いた編集とそのリズムといった基本的な演出テクニックだけでサクッと見せきる。純粋な演出力を感じた。

この監督さんはたしかに才能あるねえ。黒沢監督や鎮西監督に近いタイプなんだろうけど、両者ほどとっつきにくくはない(=徹底していない)から逆にいまひとつカルト化しきれなかったのかも。最後に主人公が歌い出すうた(テーマソング?)がとてもいい。かわいい。

『お天気お姉さんR』が思いのほか気持ちよく見れてうれしくなり、そのまま『勝手にしやがれ』シリーズの一気見を開始。やっぱりこの頃の黒沢監督は気負いがなくてすばらしいなあ。軽さ、軽やかさ、風通しのよさについて考える。
『黄金計画』の藤谷美紀さんは何度見ても最高最高最高。どのくらい最高かというと『東京上空いらっしゃいませ』(相米慎二)の牧瀬里穂と同じくらい最高です。チャーミングすぎる!!! 『黄金計画』はさりげなくミュージカルのような演出まで登場するなんともかわいらしくて素敵な逸品であります。
1本だけ抜けている『成金計画』はあると思い込んでいたビデオが見当たらなかった。

  • 『OL仕置人 愛と復讐の48時間』(吉岡誠)

『ファンキー・モンキー・ティーチャー4』の監督、、、

  • 18倫』(城定秀夫)

見ている間ずっとニコニコしてた。語り口のうまさと魅力的な人物造型。河合龍之介さん(この人、西島秀俊さん級のシネフィルみたい)演じるAV制作会社社長のギラギラとしたキャラクターがいい。惜しいのは相変わらず全体に画がややゆるめなところかな。その点を差し引いても城定監督の映画を見たあとは本当にいい気持ちで映画館をあとにすることができる。
『18倫』名古屋シネマスコーレでは5月30日より1週間上映。
http://www.cinemaskhole.co.jp/cinema/html/home.htm


『逆襲』の雪の演出はすさまじい。まさに変幻自在。こういうのを見ると、撮影所の映画にはかなわねー、と痛感する。
今回BS11で『大魔神』シリーズを放送していた理由はこれか。。。
http://anime.webnt.jp/blog/tokusatsu/2009/04/vfx.html
トホホのホ。。。

  • 『邪願霊』(石井てるよし)
  • 『女優霊』(中田秀夫

『邪願霊』、こえーよ! 『女優霊』よりはるかにこわい(というか『女優霊』は全然こわくない)。構成・編集がキレキレ。フェイクドキュメンタリーになりきれない役者陣の半端な演技と80年代末期のバブリーで空虚な風俗・色合いが絶妙に合わさって気持ち悪さ倍増。

  • 『イヴ&ハンディマン』(ラス・メイヤー
  • 『ノー・トゥモロー』(マスターP)