秘密のナイフ

見たもの

『サブウェイ123 激突』（トニー・スコット）

トニー・スコットの演出は相変わらず冴えていておもしろいことはおもしろいんだけど、でも今回はなんだか手癖だけで撮ってしまっているような印象も。まあこういうこざっぱりとした大人向けの娯楽映画を何の気負いもなくサクッと作ってしまえるところがトニスコの偉大さなのかもしれないが。市長のキャラクター造形と最後の犬の鳴き声がよかった。
でもやっぱり『デジャヴ』の方が脳味噌を刺激されたしグッときた。

『AZA-ARI』（北沢幸雄）

これは見ておいた方がいいです。地味だけどいい映画です。前半のややステレオタイプな差別描写からヒロインと山上さんの関係が進展していくにしたがって映画の指し示す幅がゆるやかに広がっていく。上映後のトークで堀禎一監督が「なぜ“山上”さんなのか？なぜ山なのか？」という指摘からギリシャ神話の話まで出して「これは大きな映画だ」と言っていたけど、私もそう思います。そしてとても根本的なことをみつめている映画。ヒロインが鏡の前に座って髪をとかすシーンでボロ泣きしてしまった。なんだかしばらく忘れられそうにないです。
堀監督によるこの予告編は作品の本質を見事にとらえていますね。

「次に会う人は素敵な人。私の恋人になってくれる人。」
このかなしく美しい台詞を聞いて何か感じるものがある人はぜったい見にいった方がいいです。ポレポレ東中野にて23日金曜日まで上映中。
http://www.mmjp.or.jp/pole2/
『図書新聞』に掲載された谷岡雅樹先生による評、というか檄文。
http://toshoshimbun.jp/books_newspaper/week_description.php?shinbunno=2937&syosekino=2113
9月に行われた北沢監督特集。いいなー、大阪は。
http://umenichi.net8.jp/feature/200909.html

『大脱出！脱出ゲーム THE MOVIE』 Bプログラム
- 「NO MERCY」（吉田雄一郎）
- 「HoneyMoon」（伊藤裕満）
- 「教室」（寿時利夫）
- 「たぶん悪魔が夜来る」（新垣一平）
- 「未完成の絵」（山田広野）
- 「こなごな」（金子雅和）

とりあえずBプログラムだけ。吉田監督と瀬田なつき監督のトークイベントも見てきました。両監督とも口下手なので別に司会者を立てて仕切ってもらった方がよかったんじゃないかと思います。吉田監督の「瀬田さんはパフュームに対抗できる唯一の映画監督」には笑っちゃいました。
「NO MERCY」は野外で撮影した不可解な少女探偵団風の前半は悪くなかったけど、舞台が室内に移ってからは急激に失速しちゃいましたね。狭い部屋は撮るの難しいです。あの踊りまくるシーンは明らかに瀬田作品を意識してるでしょ。笑　スズキジュンペイさんの悪役はかつての浅野忠信のような得体の知れない不気味さがあってよかったと思う。ジュンペイさん、こっちもいけます。
「たぶん悪魔が夜来る」は一瞬オッとなったところあり。
「こなごな」は小深山菜美さんは美しいし映像もしっかりしているんだけど、でも字幕の入れ方も含めて審美的な方向へ流されていってしまうところがちょっと。この手の話（早見純の漫画が原案らしい）はピンク映画の枠の中でもっと下世話に撮った方がおもしろくなりそう。
「こなごな」の小深山さん

このあとあんなことされてそんなことになっちゃいます。
小深山さんは乙一が監督した『一周忌物語』でも主演を務めているんですよね。乙一は以前撮った『立体東京』がなかなか映画的なセンスを感じさせる作品に仕上がっていて「乙一原作の映画はぜんぶ乙一自身が監督すればいいんじゃないの？」と思っていたので、この『一周忌物語』も少し気になるのだった。
http://www.otsuzakura.com/

先日開催された田辺・弁慶映画祭で瀬田なつき監督の『彼方からの手紙』が「東京国際映画祭チェアマン特別奨励賞」なるものを受賞した模様。瀬田監督、おめでとうございます。
http://www.agara.co.jp/eigasai/cnts/option2/index.cgi?c=shinsa
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=176444
今回はジュンペイさんもいっしょだったんですね。次回作はぜひTIFFで上映を。
17日の『桃まつり』 in 札幌はどうだったのかなー。
http://www.a-yaneura.com/index.php
http://www.a-yaneura.com/viewdat.php?id=R00718
「あとのまつり」をタダで見ることができたなんて北海道民がうらやましいぜ。

東京藝大大学院映像研究科第三期生修了作品集2009
http://www.geidai.ac.jp/facilities/press/dvd2009_eiga.html
上野の藝大アートプラザにて販売中。韓英恵ちゃんが出演している『よるのくちぶえ』（遠山智子）収録。

ところで「満島ひかりスズキジュンペイ」というキーワードで検索が来たので、なにこのユマニテつながり？と調査。この映画のことですね。
http://www.andmusic.jp/jp/works.html

「Last Ecstasy」
2009年公開予定
監督：大山千賀子
出演：満島ひかり、スズキジュンペイ

http://www.noteweb.jp/client/oyama/index.html

大山千賀子が脚本・監督を担当した短編映画「Last Ecstacy」が、"The NewYork Independent Film and Video Festival 2009"にて公式上映されることが決定しました。上映日時は、2009.10.25[sun]の18:00〜を予定しています。
また、「Last ecstacy」がFOXTVにて紹介されました。作品のメイキング映像や、出演者・大山千賀子のインタビューも放映。期間限定でインターネット配信もされていますので、コチラからどうぞ。

動画ではひかりちゃんとジュンペイさんのインタビューも見れますが。ひかりちゃん、目がイッちゃってます。。。ううー、これはキツイ。ひかりちゃんの自意識のあり方はやっぱり苦手です。

鈴木友菜ちゃんは魔術師である。『セブンティーン学園』におけるユウナは魔法を使っているとしか思えない瞬間の連続である。その表情が、そのアクションが、その声の響きが、その言葉が。理屈より感覚が先行する。感覚と行動がダイレクトにつながっている。自由自在。ランプの精が目の前にいたら「魔法使いになれますように」とお願いするそうだが、そんなことをしなくてもユウナははじめから魔術師である。黒ずくめのファッションでピアスの穴を開けるように音もなくそっと胸に刺し込まれる秘密のナイフ。「くまったさん」のように「空を飛びながら寝ること」もユウナなら可能だろう。
http://www.mbga.jp/.pc/_dia_view?d=627241852
http://www.mbga.jp/.pc/_dia_view?d=627238999

ノンノ・キャンパスフェス2009
http://www.s-woman.net/non-no/campus_fes2009/
森山沙月ちゃんはどこの学園祭に来るのよ。誰か教えてよ。
さっちゃんは最近、前髪を伸ばすかぱっつんのままでいるか、とてつもなく迷っているそうです。笑
http://id47.fm-p.jp/blogs/nn_satsukimoriyama
妹の鮎水ちゃんのブログ「俺は海賊王になる」
http://ameblo.jp/kattmongatiya/
鮎水ちゃんのモバゲー日記
http://www.mbga.jp/.pc/_u?u=34360921

一方、“つーさん”こと本田翼ちゃんは前髪ぱっつんに！
http://jille.jp/

http://www.magabon.jp/choiyomi/?zas=76&kng=3295
『JILLE』11月号は翼ちゃんのぱっつん祭りだー。

Yokoもぱっつん

http://ameblo.jp/schoolgirls/theme-10013311840.html

川瀬まりあちゃんが『別冊マーガレット』毎年恒例の「別マ☆ガールズ」オーディションにエントリーしています。こないだのグラビアなんたらみたいなやつはいまどき何のプラスにもならないとわかりきっているので選ばれなくて本当によかったと思いますが、この「別マ☆ガールズ」の仕事は今後のキャリアに必ずプラスになるからファンの人はガンガン投票しましょう。
http://betsuma.shueisha.co.jp/
いつもそうなんだけど、この「別マ☆ガールズ」オーディションはウェブ投票はなし。雑誌に綴じ込みのハガキで投票する形になります。なので発売中の『別冊マーガレット』11月号をみなさん買ってあげてください。
まりあちゃんが高知で撮影していた映画はこの『君が踊る、夏』だね。
http://www.toei.co.jp/release/movie/1189842_979.html
http://mainichi.jp/area/kochi/news/20091017ddlk39200698000c.html
まりあちゃんはもっと硬派な映画に出演してほしいんだけどな。きっと事務所が本来受けさせるべき作品のオーディションを受けさせていないのでしょう。
まりあちゃんに関してはとにかくもっと力のあるマトモな事務所に移籍してくれ、としか言えない。今の事務所にいても貴重な才能と時間を無駄にしているとしか思えない。女優の育て方を知らない事務所に在籍してても絶対に女優にはなれないよ。

日曜日の午前11時30分からBS-TBSで放送している『眞鍋かをりのCollege Village』という番組の主題歌としてスッピンファイヤー9の「スッピンでFightin'！」が流れています！
http://ameblo.jp/yurika1110/entry-10361777419.html
これで次に繋がる可能性が出てきたかな。
何度も書くけど、これホントいい曲なのよ。「アイドルポップス」にこだわりのある人にはぜひ聴いてもらいたい。

山田帆風ちゃんのお友達のコールがすごいね。いっしょにやりたかった。ホカゼー！