憐 Ren DVD

その堀禎一監督の新作はピンク映画らしい。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~p-g/newmovie/newmovie.htm
『したがるかあさん 若い肌の火照り』というやつですね。原題は『東京のバスガール』(!)だとか。おもしろそう。
憐 Ren』のDVDは1月21日発売。
http://forest.kinokuniya.co.jp/ItemIntro/172708

憐 Ren [DVD]

憐 Ren [DVD]

この真摯な青春映画については、いまおかしんじ監督がその本質を一言でズバリ言い当てていた。
http://pink2000s.cocolog-nifty.com/meikemitsuru/2008/08/post_6a00.html

未熟であること。

この映画の「青さ」はとても大切な「青さ」だ。
やまだないとさんによる評がすばらしい。
http://blog.livedoor.jp/nuitlog/archives/51127954.html

自分の知ってる現実に置き換えた時に、ホリ監督の撮ったこの映画は、『妄想少女オタク系』でもそれを感じたのだけど、子供たちの、男の子たちの不機嫌な季節が狂おしい程にうまく絶妙に描かれていて、じわじわと胸が苦しくなってしまう。
そして『妄想少女』の時の子供たち特有のキラキラは今回不穏にも姿を潜め、かわりに子供たちにしかわからない暗さが延々とつづく。
本当に暗いのだ。プロジェクター上映だったからとか、サイズが4:3だからとかそれだけでもなく、暗くて視界が狭くて。
夢の中で何かを見ようと必死で目を凝らしてる気分でみた。
流れる音楽がまた例によってたわんでいて不安定で。