- 『殺しのイリュージョン』(ウィリアム・タネン、ラリー・コーエン)
- 『ハーレム街の首領』(ラリー・コーエン)
- 『月下の蘭』(石井隆)
- 『ガッデム!!』(神野太)
- 『少女情婦』(高橋伴明)
- 『スウィングしなけりゃ意味がない(スワッピング・ナイト 危険な戯れ)』(女池充)
- 『蛇にピアス』(蜷川幸雄)
『ハーレム街の首領』、最高。ラリー・コーエン先生の映画は本当に気持ちよく見終えることができるなー。物事を突きつめすぎないこと、隙を残しておくことの聡明さ。
『月下の蘭』は石井作品の中では評価があまり高くないようだが、それでもすごいシーンがいくつもありましたよ。
『ガッデム!!』は大昔に1度見た覚えがある。これが石井脚本の“名美もの”だったとは知らなんだ。安原麗子の“名美”も魅力的。演出がもう少し意識的だったら傑作になったはず。
『少女情婦』もよかった。もの悲しい透明感を湛えた映画だった。ラストの雨の音に涙。
『スウィングしなけりゃ意味がない』はドラマ部分だけなら傑作だけれど、時折入る似非前衛風味がそれを台無しに。