東さんのリーフレット

http://yaplog.jp/hatsuko-movie/archive/41
この東亜優さんのチラシ、もらってきたよ。チラシではなくミニサイズのリーフレットだね。『16[jyu-roku]』に関して木下美紗都さんが寄せているコメントがめちゃくちゃいいので、転載させてもらいます。これってパンフレットにも載っているのかな。

彼女の眼は透過ガラスのようで、何の変哲もない午後の光と、昨日や一昨日の感触をわずかに残した暗闇は、互いにその眼を通過し、その向こう側へと透かし出されていくようだ。その一瞬の源に、一つの意思のようなものが生まれることは眩しい。そして、次のシーンへの呼び声に立ち上がる彼女が、まさにその時を通過することがなお眩しい。


木下美紗都(ミュージシャン)

16[jyu-roku]』という映画の魅力を見事に看破している。うーん、すごいな、木下さん。
16[jyu-roku]』未見の方はぜひ劇場へ足を運んで見てください。この作品は「音」がポイントとなる映画なので。東さん演じるサキが上京するとき最初に乗る電車の座席がなぜキリキリと軋む音を発しているのか。レインボーブリッジを歩いてわたる場面でなぜあんな「すべてをかき消してしまうような」轟音が鳴りつづけるのか。こういった細やかな演出は劇場で体験しなければわからないと思います。
私は11日夜にユーロスペース吉高由里子ちゃんのサイケデリックトークショーを見る前に、シネ・ラ・セットへ寄ってもう1度この映画を見てくる予定。
赤い文化住宅の初子』は本日9日から大阪テアトル梅田で公開。
http://www.cinemabox.com/schedule/umeda/index.shtml