歌謡曲だよ、人生は

先日、発売されたノベライズ本の他に、ガイドブックみたいなものも出るようだ。
http://www.kayomusic.jp/goods/index.html
この映画関連では、発売中の『キネマ旬報』と『映画秘宝』にアルタミラ桝井プロデューサーのインタビューが掲載されている。『ざんげの値打ちもない』にはこだわりがあったんだそう。吉高由里子ちゃんは完成披露会見には出席していたけど、初日舞台挨拶にも出るのかなあ。
デジタルカメラマガジン』は、カメラマンが「こういうポーズをとって」と指示しているのが見え見えな写真が多くてイヤだった。由里子ちゃんにそういうのは合わない。マニュアルどおり型どおりのことを安易に押しつけると、由里子ちゃん本来のすばらしく自由な魅力が見えにくくなる。由里子ちゃん自身も違和感というか、窮屈で苦しいな、と感じたのではないだろうか。由里子ちゃんのような本物の「天才」を、単なる「綺麗な被写体」としてありがちに消費することしかできないような人たちはむなしい。まあ「CMアイドル」みたいな取り上げ方をする人たちのことは根本的に信用していないんだけどね。そういう人たちって、由里子ちゃんが出演している映画を見ないから。
で、そんな不満を一瞬で吹き飛ばすのが、最後にちょこっと載っている『ざんげの値打ちもない』劇中のスチール。これはヤバイ、ヤバすぎる。。。狂気じみた禍々しいオーラがバリバリと出まくっているおそろしい写真だ。こんな張りつめたものを内側に抱えながら生きていくのはさぞかし大変だろう。。。
試写会で見た人に強い印象を残すのも納得。『ざんげの値打ちもない』にまた期待が高まるのだった。