着信アリFinal

昨日、見てきた。
松本夏空ちゃんは前半は出番が多くてセリフも結構あったけど、途中で病院送りになってそれっきりだったね。とりあえず、死ぬ役じゃなくて良かった。お芝居に関しては『卒業』を見たときと同様、夏空ちゃんは本当に不器用なコなんだなあと思ったよ。その不器用さは、私の目にはとても魅力的なものとして映る。
ミス・フェニックスの3人(と東京ダイナマイトの2人)は、この顔見せ出演のためだけにわざわざシーンを作ってもらったような感じだったね。関戸優希ちゃんの演技は『星は昼も輝く』(こちらでリクエスト投票を受付中)のときに書いたように、周りに溶け込むような自然な存在感があってとても良い。うまい。あとすごい美人さんだから、やっぱりスクリーン映えする。高木古都さんが優希ちゃんのお姉さん役だったのは、少し驚いた。パジャマ姿がかわいかったけど、古都さんのセリフは一言だけだったので、これだけではお芝居についてはまだ何とも言えない。水谷里歩さんのぶりぶりアイドルは爆笑とまではいかなかったけど、本人の強い個性はしっかり再確認できたよ。
作品自体は、びっくりするほど怖くなかった。最初から最後まで、緊張感が皆無。これは「映画」ではなく「テレビドラマ」だよね。特に照明がひどい。ただし、ラストに辿りつく海がやたら寂寞とした寒々しい海だった(しかも1人は車椅子)、というオチだけは良かった。