http://www.nhk.or.jp/nikki/index.html
寺本春佳と武末優樹は幼なじみで、小学生の頃から毎日一緒に遊んでいた。しかし中学卒業間近の2月、優樹の反応がど こかよそよそしく不自然になる…。
女子の間で 近年2月14日のバレンタインデーが友達との関係を再考する場となっている。それは 「友チョコ」の存在によるところが大きい。（友チョコとは仲のいい女友達で交換するチ ョコ。絶対手作りという暗黙のルールがある中、誰にどんなチョコを渡すのか…悩む子は多い。）
新しい形の 「友チョコバレンタインデー」を背景に女子中学生2人の友情と、心の成長を描きます。
【作】 寺嶋奈美子
【音楽】 竹内信次
【出演】 寺本春佳 武末優樹 竹本孝之 ほか
【演出】 深川貴志
今週の『中学生日記』。これもかなり秀作。演出が『恋に燃え、アニメに萌え』の人ですけど、この監督さんはやっぱり上手いなあ。たとえば河原で秘密の宝箱を掘り返す場面で、2人が同じショットに収まっているときに感じさせる両者の間の決定的な「距離」。その「距離」の捉え方が意識的であることは、橋の上で2人が一言も発さないまま対峙するクライマックスのカメラを見れば明らかだと思う。またこの作品も『恋に燃え〜』と同様、エンドクレジット前のカットが秀逸なんだけど、あのラストシーンを見ても2人があの表情であの2つの言葉をつぶやくまでにしっかりと時間をかけて撮っているのがわかり、その演出の丁寧さ・的確さに感心する。
番組サイトの掲示板でも、やはり反響が大きいようですね。見逃された方は土曜日に再放送があるので、ぜひチェックしてみてください。いい作品ですよ。
