恋に燃え、アニメに萌え 〜「渚のマニアック集団参上」より〜

中学生日記』冬のアンコール。

古川愛李(あいり)は、家が隣で幼なじみの長谷川未来(みらい)に恋をしている。未来は生徒会長を務める優等生で、学校でも人気者だ。愛李は未来が大好きという気持ちをどうしても伝えられない。それは、バリバリのアニメオタクだから。自分がアニメオタクだとばれたら嫌われる!そう思うと、今日も見つめることしか出来ない。ある日の授業中、未来が「萌えキャラTシャツ」を着ていることが判明した…。
番組ではアニメオタクでいることを隠していた女子中学生が、人前で本当の自分を見せる姿を通して、他人の目を気にせず自分の好きなことに自信を持つことの大切さを伝えます。
今回は昨年7月18日の「ナマ中夏祭り」で、グランプリとなった体験談を元に制作した30分のドラマです。

これもすごく面白かった。演出・脚本共に実に的確で無駄がなく、見ていてとても気持ちのいい作品だった。オタク軍団(渚のマニアック集団)、ホビーショップの店長、役場のおっさん、役者志望の姉ちゃんといった脇役の使い方がかなり上手いし、駄菓子屋のエピソードをさりげなく絡ませている点もいい感じ。なにより主人公の古川愛李ちゃんがとっても可愛く撮れているところが素晴らしい。このコは声も強いし演技も上手だね。最後に“くるり”の「Superstar」がかかって、つながれた2人の手のカットでエンドクレジットが始まるのも素敵。かつてのアイドルドラマの最良の部分は、こんなところに受け継がれているのですね。私は『アイドリング・ダイアリー』より、こっちの方が好きです。
それにしても「ナマ中夏祭り」が見てみたい。関戸優希ちゃんの「お便り3人娘」って、これだよね?