いまさら見たんだけど、かなり良かったです。なんだろう、笑った顔の中にも、なんとも言えない寂しさや悲しさが滲み出ているような感じで、見ていて切ない気持ちになってしまいました。それは役柄というより、本人が元から持っている資質のようなものなんだと私は思います。あの鼻声が実に象徴的ですけど。1人でオペ室に入って行ったときに見せた、真顔の深さ（涙を流す演出はチョット余計だった）。ああいう表情が出来る、いわまゆさんは、やっぱり「女優」の側のコなんだと思う。インタビューでも演技の仕事に関しては、すごく謙虚な発言をしてますよね。いわまゆさんはキッカケさえ掴めれば、本当に良い方向へ行くんじゃないか？ その意味でも『さよならみどりちゃん』には期待してます。
