東京藝術大学大学院映像研究科 第二期生修了制作展 GEIDAI#2

こちらも5月24日より渋谷ユーロスペースにて。
http://www.eurospace.co.jp/detail.html?no=141

■上映作品
『緑川の底』(HD/73 分)
監督:吉井和之 出演:松田祥一紺谷みえこ、長島優斗、沢木ルカ、沖田裕樹


『錨をなげろ』(16mm/60 分)
監督:船曳真珠 出演:広瀬斗史輝、新木優子、足立昌弥、比嘉愛、杉山彦々


『second coming』(35mm/35 分)
監督:吉田雄一郎 出演:寉岡萌希、塚田健太、石津悠、佐野和宏、山本百花


『彼方からの手紙』(HD/85 分)
監督:瀬田なつき 出演:スズキジュンペイ朝倉あき三村恭代西脇彩華、伊藤海


『PASSION』(HD/115 分)
監督:濱口竜介 出演:河井青葉、岡本竜汰、占部房子岡部尚、渋川清彦


『アンナの物語』(HD/68 分)
監督:山田咲 出演:桃生亜希子螢雪次朗、吉岡睦雄、田村泰二郎、木村翠


■上映スケジュール
5月24 日(土) 『緑川の底』
5月25 日(日) 『錨をなげろ』、『second coming』
5月26 日(月) 『彼方からの手紙』
5月27 日(火) 『錨をなげろ』、『second coming』
5月28 日(水) 『彼方からの手紙』
5月29 日(木) 『PASSION』
5月30 日(金) 『アンナの物語』

学生たちが、自分たちの力だけで、精いっぱい撮りたい映画を撮った。そうしたところ、学生映画といった領域をはるかに超えた真に本気の作品が6本もでき上がった。彼らはいつの間にここまでの技術と情熱とを身につけていたのだろうか。ダグラス・サークがいる、ハーモニー・コリンがいる、タルコフスキーがいる。鈴木清順今村昌平もいる。クロード・シャブロルまでいる。と書いたそばから、やはりこれらの6本は恐ろしいまでに他の何にも似ていないということを確認しておきたい。
彼らは学生であることからこうむる過酷な人間関係に翻弄されながら、しかし最後まで自らの欲望を見失うことなく、商業主義と作家主義の間隙を奇跡のように探り当て、ついに本当の映画へと行き着いたのだ。私は心の底から「凄い」と思った。


黒沢清(映画監督)

瀬田なつき監督の「彼方からの手紙」に期待! 「錨をなげろ」も見たいけど、日程的に微妙です。
3月の上映会のときの告知
http://www.geidai.ac.jp/info/20080318_01.html


ちなみに5月31日からは大阪プラネットプラスワンで『桃まつり』やります。
http://www.planetplusone.com/special/presents_1.php
誰か私の代わりに安藤とわ子ちゃんと「みかこのブルース」を見てきて。