夕映え少女 イタリアの歌

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=8802

文豪・川端康成の初期短編集から、女性の心裡を描いた傑作4本を原作にとり、オムニバス映画化。昭和10年前後—おりしも第二次大戦前夜の日本と、そこに生きた女たちの有り様を、“おんなごころ”をヒントとして紐解く、レトロスペクタクルムービーが誕生した。


カワバタが萌えた!
“今の世にも変わらぬ若いおんなごころの不思議”
文豪・川端康成が生涯描き続けた少女たちを完全映画化!!
吉高由里子山田麻衣子高橋真唯、波瑠、韓英恵三村恭代ら、これからの映画界を確実に押し進めてゆく、期待の若手女優が大集結。柏原収史、河合龍之介ら、いま活躍する俳優たちが脇を固め、さらに、変幻自在のエンターテイナー・田口トモロヲ川端康成に見立て、いしのようこ円城寺あや高橋和也と、実力派のベテランが映画に確かなイメージを創る。
四作四様に編成されたスタッフは、やはり次世代の映画を支える若手クリエイターたち。監督には、北野武黒沢清らの門下生で東京藝術大学大学院映像研究科に在籍する精鋭4人が顔を揃えた。20世紀の文豪が落としていった普遍のテーマが今、銀幕のうえで吹き荒れる!

■『イタリアの歌』ひとりの女の再生
監督:山田咲 脚本:小林美香 出演:吉高由里子 高橋和也
大学の実験室でアルコール爆発事故が起こり、博士とその女助手が病院へ運び込まれる。全身火傷によって死が迫る博士と、その悲惨な姿を目の当たりにしながら、一人で生き抜く決心を固める女助手。やがて声楽を志していた女助手は、胸に秘めた激情を歌にのせる。役者を極限まで追い込む監督独特の演出法によって、第二次大戦前夜の抑圧された空気感が見事に表現されたメロドラマ。

以前、http://d.hatena.ne.jp/claudine/20070516#p2なんてことを書いていたら、本当に吉高由里子ちゃんと東京藝術大学大学院映像研究科とのコラボレーションが実現してしまった。由里子ちゃん、いつのまに撮影していたの? これは驚いた。というのは実は嘘で、少し前に「東京藝大 吉高由里子」みたいなキーワードで検索が来ていたからなんとなく勘づいていたのであった。由里子ちゃんにはこういった小さい映画、自主映画、学生映画にこそどんどん出演してもらいたいと私は考えているので、これはとても嬉しい。『転々』のヒットも嬉しいけど、個人的にはこっちの方がもっと嬉しいです。
作品としては由里子ちゃん主演(難役だね)の『イタリアの歌』はもちろん、瀬田なつき監督の『むすめごころ』に注目しています。
公開は来年1月に渋谷のユーロスペースにて。初日舞台挨拶では由里子ちゃんと韓英恵ちゃんが同じ壇上に立つことになるんでしょうか。最高にしびれる。。。絶対、行かねば。