16[jyu-roku]について

図書新聞』の評でも指摘されていたことだけど、東亜優さん演じるサキが「気になる」と言うあの「タバコを持った男性の手」のアップは、たしかに妙に印象に残るというか異様な感じがしたね。あそこだけ被写体が持つ物質性が浮き上がっている。「大人」とか「異性」とか性的なニュアンスも含めたサキにとっての未知の世界の象徴というか、その残酷な予感みたいなものなのかなあ。やっぱりもう1度、見にいった方がいいかな。
公式ブログに共演した中別府葵ちゃんのことが書かれています。
http://jyuroku.exblog.jp/6216428/
「なかべっぷあおい」って、発音が気持ちいい名前だよね。素敵。
そこに画像が出ていますが、東さんは映画の中でアコギの弾き語りをまるまる1曲披露しています。これがまた初々しくていいんだ。東さんは『トカゲ飛んだ?』でもエンドロールで石田法嗣くんとのデュエットを聞かせたり、なにげに歌声を披露する機会が多いね。


『月刊オーディション』7月号の連載は奥原監督との対談。1人でふらっと電車に乗って栃木まで行って何もしないで帰ってきた、という話が実に東さんらしくてよかった。
http://www.byakuya-shobo.co.jp/audition/


赤い文化住宅の初子シネアミューズでの上映は、来週9日からモーニングショーとレイトショーになってしまうようなので、未見の方はお早目に。
http://www.cineamuse.co.jp/time_table/index.php
またその9日から大阪・テアトル梅田でも公開されますが、こちらもモーニングショーとレイトショーの形での上映なんですね。
http://www.cinemabox.com/schedule/index.html