転校生 さよなら あなた

http://www.kadokawa-pictures.co.jp/official/tenkousei_2007/
この映画、大丈夫なのかなあ。現実的に考えて、全国ロードショー(シネプレックス系?)は無茶だと思うけど。こういう古めかしい「アイドル映画」には、今はお客さん入らないでしょう。あれもこれも、みんな失敗しているじゃない。「アイドル」にしても「映画」にしても、それを取り巻く状況は80年代当時とはまったく違うわけで。その「違う」ということから始めなければ、どうにもならないと思うのだが。
それと、この副題はなんとかならなかったのだろうか。これじゃあ若い人はみんな避けてしまうだろう。しかし大林監督によると、この部分こそが今回の主題らしい。。。
http://fotopus.com/naviblog/ohbayashi/2007/03/post.html

《転校生》は男の子と女の子の心と身体が入れ替わる、てんやわんやの大騒動を描いた、山中恒さんの児童読み物『おれがあいつであいつがおれで』が原作。ドタバタ大喜劇の上に、こうして互いが互いを理解し合っていく切ない初恋物語。「さよなら おれ」、「さよなら わたし」と呼び合うラストシーンは多くのファンの共感を得て大ヒット。今も尚、熱く語り継がれる伝説の映画だ。
しかし今度の《転校生》は「さよなら あなた」が主題。きちっとした「別れ」の意志が、相手に対する責任と絆を創造していく。
更には相手の生ばかりか、死までを引き受ける覚悟。昔の《転校生》の「のどやかさ」に比べれば、やっぱり「きびしい」時代でありますね。