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朝っぱらから見てきた。実はこの作品で撮影に使われている電車は、いつも私が利用している路線だったりしまして。。。おお、あそこが映ってる！ あの駅も！ このカットとこのカットは繋がっているけど、実際はぜんぜん違う場所だよ！ といった具合に、とても他人事とは思えず、映画を映画として冷静に見れなかったのでした。
、、、というのは、半分、冗談ですけど、Jホラーのあれやこれやの手法を援用する前半部分は、うーん、という感じで見ていましたが、そんな日常レベルの恐怖から一転、得体の知れない巨大な暗黒世界が口を開ける終盤の強引な展開は、野心的でちょっと面白かったです。もっとゾンビを見せてくれ！ と言いたくなってしまった。というか、ゾンビ映画にしてしまえば良かったのに。
あとどこかで書いている人がいたけど、ぜんぜん合わないだろうと思われた沢尻エリカちゃんと若槻さんのコンビが意外とサマになっていた。ので、共闘する2人がずんずんトンネルの中へ入っていくカットとか見てみたかったです。杉本さんの効果はイマイチだったし。
エリカちゃんの演技は可もなく不可もなくといったところ。というか、ここではアイドル演技に徹しているような感じ。別にお芝居を見せる映画ではないからね。でも、笑顔を見せずにまるで死者のように血の気のない蒼ざめた顔をしたエリカちゃんも、はっきり言って私は好きです。
