もっと五つ子GO!!

大好き!五つ子GO!!』の中で、私がもっとも美しいと感じた場面は、第7回の男のコ部屋で紀香ちゃんが拓也くんに話しかけるシーン(id:claudine:20050726)と、最終回の紀香ちゃんと舞ちゃんのお別れのシーン(id:claudine:20050903)です。
前者は、あの“窓”を使って2人それぞれの優しい気持ちを細やかに描いた演出が秀逸で、でもああいう繊細な演出はそのあとの回ではほとんど見受けられず、「どうしてかな?」と思っていたんですけど、どうやらあの週だけ別の人(女性)が脚本を書いていたみたいですね。その人の力だったのかな。あの場面では、永岡真実ちゃんのnaiveでemotionalな声の魅力も全開になっていて、テレビドラマというよりは映画的な深い余韻を残すものとなっていました。
後者については、先日、色々と書いたので繰り返しませんが、ひとつ付け加えると、走り去る車を立ち止まって見送る紀香ちゃんの姿を見て、私は『トラスト・ミー』(原題は"Trust"=「信頼」)という映画のラストシーンを思い出したりもしましたね。
しかし、よくよく考えてみると、初回のオープニングで森尾ママに続いてまず最初に登場する五つ子は紀香ちゃんだったし、最終回も紀香ちゃんのあんな素敵なエピソードで締めくくられて、なんだか紀香ちゃん=真実ちゃんの成長過程をそのまま見ているようなドラマでした。とても楽しかったし、嬉しかった。