大好き!五つ子GO!!最終回

舞ちゃんの心臓移植のことを知って部屋から出ようとしない紀香ちゃんがママに「本当の友達なら一緒にいてあげなきゃ」と諭されるときのうつむいた表情や、病室で舞ちゃんと2人きりになって話を聞いているときのつらそうな真顔が、その泣き顔よりさらに悲しそうに見えるのは、いかにも永岡真実ちゃんらしいですね。
病院の廊下で隼人くんと話す場面では、セリフを丁寧に、気持ちを込めて言っているのが伝わってきて、とても良かったです。一つ一つの言葉の意味を、真実ちゃんなりに考えて、お芝居していることがよくわかりました。成長してますね(^^)。「隼人くんも舞ちゃんも、私の中では同じ重さなの」という一言が、印象的でした。
舞ちゃんとのお別れのシーンでは、紀香ちゃんと舞ちゃんが初デートしたときに持っていたお揃いのハンカチは出てきませんでしたが、その代わり、パパのお守りを渡していましたね。「なんか恋人みたいだね」と舞ちゃんが言うとおり、そこに一緒にいるのがごく自然なことと思える2人の関係は、他のどのキャストの組み合わせよりも魅力的だったと思います。最高でしたよ、2人のコンビ。
最後に、走り去る舞ちゃんの乗った車に、紀香ちゃんが涙をこらえながら「舞ちゃん、がんばれ、ファイト!」と何度もエールを送る場面は、やはり泣いてしまいました。あの場面で見せた紀香ちゃん=真実ちゃんの表情は、今まで見たことがないものだったと思います。それは、別れのつらさや悲しさ以上に、それを乗り越える強さが表れた表情だったからで、だからこそ、紀香ちゃんと舞ちゃんの友情がこれからもずっと続いていくんだということが伝わって、感動するんだと思います。ドラマのいちばん最後に見せた、この素敵な表情には、真実ちゃんの3ヶ月間の頑張りが、そのまま出ていたんじゃないかな。
来年は必ず、舞ちゃんに元気になって戻ってきてもらいたいですね。それでまた「運命の人」である、紀香ちゃんと舞ちゃんのあの微笑ましい掛け合いを見せてほしいです。そしてそのとき、色々な作品に出演して女優さんとしてグンと成長した真実ちゃんの姿が見られたら、とても嬉しいです。
真実ちゃん、今年の夏は、本当にありがとう。そして、お疲れ様でした。